・ 延458人の保護者に対して個別面談を行いました。
・ 相談の内容としては、子どもの進学(124件)、養育(93件)、家計(81件)に関するものが多くを占めました。
・ 保護者の意向も踏まえながら、状況によって外部の専門機関の紹介、外部の組織の協力による支援を実施しました。
・コロナ禍から昨今の物価高の中、困窮・孤立を強いられている現状が見えてきました。
・ボランティアを含む団体スタッフ全体に現状を伝え、それぞれの立場・関わり方からできる支援について考える学習・研修を行いました。
・保護者だけではなく、子ども・生徒の支援についても着手。特に日々の学習支援で関わる大学生スタッフのアプローチ方法について方向性を確認しました。
・社会福祉士有資格者スタッフと保護者相談の心構え、注意点、さらには地域への繋ぎや相談窓口の紹介をスムーズに行うための「相談マニュアル」を作成しました。
・「相談マニュアル」は、子ども食堂等の地域団体に無償配布を行っています。
ICT導入による効果
・ アプリを活用し、スタッフと共に学ぶことで、学習のモチベーションを高めました。
・ 学習計画と進捗状況を確認できることで、受験を共同プロジェクトような感覚で進めることができました。
・ 高校科目の難解な単元も、ICTを活用することで、スタッフの指導負担が軽減され、より効果的な支援ができるようになりました。
ご支援いただき誠にありがとうございます。
これまで私たちが取り組んできた子どもの学習支援・居場所づくり事業をステップアップさせ、保護者の支援についても、しっかりと寄り添った相談活動をすることができました。今回の取り組みを通じ、家庭の生活面の安定と保護者の精神面の安心こそが、子どもの学びと成長において、まさに土台となるものであることを改めて認識しました。
活動を通して、まず実感したことは、相談する機会があること自体、保護者から大変ありがたく感謝されたことです。また活動する中で、行政等の支援窓口に繋いだケース、地域団体の活動(ヤングケアラーや子ども食堂等)の情報提供をしたケース、さらにはそうした繋ぎをする過程で、新たな連携・協働も生まれることができました。一つのNPOだけでは支援の限界があるケースについては、今回培った連携を大切にしながら、保護者と子ども達を引き続き支援していきたいと思っております。
また、今回作成した成果物「相談マニュアル」については、地域で同種の課題に取り組んでいる団体に無償配布して活用していただき、団体同士が定期的に情報交換をしていく会議体(集まり)を持つことにもつながりました。
一方、家庭の状況によっては、福祉制度の狭間で十分な支援が受けられないケースや、既存制度が現状に追いつかず、さらなる困難に直面しているケースについても遭遇しました。
当事者があげられない声を代わりに社会に伝えていくこともNPOの重要なミッションであると私たちは考えています。こうした窮状、当事者の声を地域と地元行政にしっかり届け、包括的な支援ができる地域社会の実現につなげていきたいと切に考えております。
昨今の社会情勢からは、「子ども達に明るい未来を!」ということを素直に感じられない危惧もありますが、今回皆様からいただいたご寄付を糧に、今後の団体活動の発展を目指し、まずは自分達ができることを精一杯やっていきたいと思っております。 今後も皆様のお力添えと子ども達の成長の見守りをどうぞよろしくお願い申し上げます。